楽天、7980円の電子書籍端末Kobo Touch及びKoboイーブックストアを発表

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「Koboを通じて読書革命を」――楽天の電子書籍事業第2幕の幕開け - eBook USER
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Kobo Touchと新ストアの発表。
うん……まぁ……私はいりません。

◆Kobo Touch
日本でも発売されているReaderと同じような6インチの電子ペーパー端末。
7980円は安いといえば安い。予約で最大3000ポイントとか書いているが、一般会員は500ポイント。

大きさや性能の比較は既にDream Seedさんの方でやられているので省略。
まぁKindleや6インチReaderとほぼ同性能と考えて良い。
3G通信機能はなし。ページめくりはタッチのみで使いにくそうだ。

Kindleが液晶のKindle Fireに軸足を移していることからも分かるように、進化の酷く遅い電子ペーパーは既に時代遅れになりつつある。

Readerも例えば価格.comの人気ランキングでどれも70位以下という有様だ。
これは価格.com上のカテゴリがタブレットになっているからというのもあるが、現実として今ではタブレット端末と競合するものとなっているので妥当なランキングだろう。

無印Kindle4を持っている自分は、もう今では全く使っていない。
今の電子ペーパーの欠点と言えば次のようなものがある。
・ページめくり等の画面切り替えが遅い
・白黒
・解像度が低い(文字が滲む、コミックが見難い)
・前のページの残像が残ることがある
・薄暗い程度でも読めなくなる

既に競合する端末(電子書籍端末ではなく、大画面スマートフォンや安価なタブレット)が多数ある日本では、いくら安くても売れるとは思えない。
Kindleが近々日本上陸という話もあるが、自分は電子ペーパー版が来るかどうか怪しいとも思っている。

◆Koboストア
楽天には以前からRabooという電子書籍ストアがあり、端末はReaderやUT-PB1(これも全く売れていない)が対応している。
これについては一応Koboストアと統合予定だそうだが、今のところ時期は未定。
移行が怪しい状態で新ストアを発表するのはかなり微妙な感じである。

Koboストアは電子書籍3万点からスタートという話だが、内有料コンテンツは2万点。
他の電子書籍ストアを比べると約半分。
ただ、全てEPUB3コンテンツとして販売するそうで、これに関しては規格統一という観点で感心する。
恐らくこれが唯一褒められるところ。
 その分コンテンツ拡充は他ストアより遅くなりそうだ。

あと、カナダからの配信だそうで消費税がかからずコンテンツを安くできる……かもしれないようだ。
ただ、これは財務省が海外からの配信でも消費税を課税する方針を示しているので、大したアドバンテージにはなりそうもない。

コンテンツの購入ポイントはたったの1%。そんなのなくて良い。

Koboは世界展開をしているサービスであり、日本でもAndroidやiOS等々にビューアアプリを提供予定ではあるが、こちらも時期は未定。
正直、中途半端な専用端末など出さずに、ビューアアプリをインストールした安価なタブレットを出した方がまだ良かったのではないかと思う。


色々突っ込んでいたら長くなった。
楽天に良いイメージがないので印象も厳しくなる。
正直全く期待は出来ない。

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